「子どもは早いうちから台所に入れんどん料理をさせるべきだ。」「包丁も子どもが興味を持った時に使わせるべきだ。」とよくいいますが、それってものすごく手がかかることですよね。我が家は未就学児が4人いるので、危な過ぎて子どもは台所立ち入り禁止!包丁なんて順番争いでケンカになるし、とても持たせられないと思っていました。しかし最近は寒くなって外遊びの時間が減り、家で暇を持て余すようになってきました。そこで、居間のテーブルやキッチンカウンターで子どもに料理をさせたいと思っています。
はて?子どもって何歳頃から包丁を使わせていいんだろう?子供にピッタリな包丁ってどんなものを選べばいいのでしょうね?
りんごを切らせてみた
我が家の1歳、3歳、4歳、5歳の子どもにりんごを切らせて比較してみました。
1歳・3歳の場合
1歳の娘は問題外だったので、りんごを1つあげてかじらせて黙らせておきました。よし、これで時間が稼げるぞ。
3歳の娘にはキッチンばさみを使わせてみました。ハサミが大きすぎてものすごく危なっかしい、指まで切ってしまいそうです。こりゃダメだわ。
4歳男児の場合
「左手は猫の手みたいにグーにするんだよ」と何回言っても親指、人差し指が出てしまいます。言われた言葉を理解して、指の動きを制御することがまだできないようです。手の指も包丁に対して短くてうまく握れない。これ以上包丁を使うと指が無くなりそうだったので、無印のバターナイフで練習することにしました。これなら安心して見ていられます。包丁はもっと練習をしてからだね。
5歳女児の場合
指示通り、左手をちゃんとグーにして、手首をまな板に付けて切っているので安定しています。さらに右足を一歩引いて切るとやりやすいこと、食材は包丁の前に置くことなどを伝えるとさらに上達。よしよし、頭で理解して手の動きもついてきている。4歳の弟とはたった1歳2か月の年齢差で背丈なんてほとんど変わらないに、脳と手の発達には大きな違いがあります。これくらいになったら子ども用包丁を持たせても安心ですね。
結論
親の指示どおり手先が動かせなかったり、指が短いうちは、包丁ではなくナイフを使うべき。我が家でいえば、3~4歳児はバターナイフ、包丁は5歳頃からがよいようです。
それともう一つ、「やめなさい」「だめ」に従えないうちは絶対に刃物を持たせちゃダメです。バターナイフでも×です。我が家でいえば1~2歳半くらいまではダメでした。
親がしっかり子供と向き合える時、時間に余裕があるときに少しずつやってみるといいと思います。
さて、その後ですが、個人差もあると思い時間をおいて試してみました。やはり3歳~4歳くらいだと危なっかしくて、落ち着いて使えるようになってくるのは5歳(年中さんの後半)くらいからでした。
早く使わせて経験させたい気持ちも分かりますが、恐怖心をもったり、怒られたりして料理をすることが嫌になってしまっては元も子もないですよね。物事が理解できて、細かい動きがコントロールできる年齢、おそらく5歳くらいが我が家ではいいところかなと思いました。
刃物、包丁について
我が家で買ったのはマサヒロの子供包丁。4歳と5歳の子が使っています。無印のバターナイフは包丁の前練習としてちょうどいい重さと形だと思います。調理用ハサミは手に合ったサイズを選べば、3歳くらいの子でも使えると思います。分解して洗える物がよいです。
誕生日や進学祝いなどのギフトに使えそうな台所育児スターターセットです。こういうのが自分のもととして用意されたら、使ってみたいという気持ちは高まりますよね!