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学校の先生に聞いた!ランドセル選びのポイントは?

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 我が子たちも続々と小学校に入学する時期を迎えました。最大で4人同時に通うことになり、運動会や学芸会、参観日はどうなるのかとドキドキしています。さて、「お下がり」というわけにはいかないのがランドセルです。小学校入学は人生の中でも一大イベント。それぞれの子に新しいものを買ってあげるのはもちろんだと思っているのですが、その値段はピンキリ。どこのメーカーのどんなものを選べばいいのか迷います。そこで、学校の先生をしている夫に聞いてみました。そりゃ、手っ取り早いですよね。

忙しいママへの結論早読み

・最新モデルに惑わされない。型落ちモデルでも2年生にとっては新作モデル!2年落ちでも3年生にとっては最新モデル。5年前だって6年生が最新モデルとして現役で使ってる!
・A4サイズが入るものは必須。学校配付のプリントはほぼA4。
・ランドセルでオリジナリティを求める必要はない。個性を出すのはモノではない。

ランドセルは必要か

 まず、ランドセルを買おうとする前に、これから我が子が通う地域の文化のリサーチが必要です。実は私自身がランドセル未経験者でして、子どもの頃はいろいろなカバンを使って通学していました。地域や学校によっては、「ランドセルは高学年になったら使わない。」「低学年が使うもの。」などと、脱ランドセルが進んでいるところがあるようです。まだまだ使えるものなのに、周りの子が使わないという理由から新しいカバンを欲しがるそうです。もちろん親は使わせたくても、「みんなが…」の言葉や、一緒に登下校をする友達の様子を見て親も折れるとか…。その悪循環で、ランドセルを長く使わない文化が根付いてしまっているようです。一方で、何の疑いもなくまるで大人のお嬢さんのようになった子でも、一年生の時から変わらずランドセルを使い続けている子もいます。すごくお洒落をして、コートなんかも女子高生みたいなものを着ています。でも、ランドセルを使うことは当たり前で、何も疑問に思っていないようです。こんなふうに6年生になるまで使ってもらえるなら、いいものを探して選んであげたいものですが、2~3年で使わなくなるものならとにかく「お買い得」のものを探したり、そもそも「買わない」という選択肢もあります。入学前にリサーチできるといいですね。ランドセルは確かに丈夫。それ以外のカバンだと1年生から6年生まで6年間使い続けるというのはなかなか難しいです。

ランドセル選びで迷うのは

買う時期で迷う…

 ランドセルはいつ買えばよいのでしょうか。どんなものでも思いっきり早く買うか、遅く買うかで値段は変わってきます。私が今まで見てきた値段の動きでは、以前は5~6月が安かったのですが、近年では2月から3月が安くなってきています。それは、4月から5月に各メーカーで新作が発表されて、夏休み前には予約、秋にはほぼ完売させ、冬には在庫処分で翌年に備えるという流れがあるからです。そのため、最近では人気の商品を手に入れるべく、幼稚園年長になったらすぐにランドセル選びが始まるという動きになってきています。「もうランドセルを用意した?」なんていう話を周りで聞くと、早くしないといけないのかなと思いますし、何だかソワソワします。

こだわりがないなら1~2月に値引きされているものを買えばいいと思います。でも、必ず手に入るという保証はないので、心配なら前年度末、つまり年長になる前に買えばいいのです。もちろん、この場合は、入学年度の最新モデルではありませんけどね。

色は…どれでもいい

 では、ランドセルは使うものとして購入する場合、どれを選んだらいいのでしょうか。ぱっと見は同じようなランドセルなのに値段はピンキリ。しかも、何年モデルといったように毎年のように新しいものが登場しています。さて、どうしたものでしょうか。安いものでもいいのかと夫に聞いたら笑われました…。小学校の教員をしている夫が言うには、今のランドセルはカラフルでどれも丈夫だそうです。ランドセルのトラブルは聞いたことがほとんどないそうです。

【結論】子どもは最新モデルじゃなくてもいい

 ランドセルは確かに毎年研究されて進化しています。それは事実でしょう。最新モデルの方が体に負担がかからないのかもしれません。これも確かにそうでしょう。毎年各ブランドで研究も進みますからね。でも、毎年、新一年生が入ってきますが、ランドセルの違いはよく見ても違いが分かりません。形もほとんど一緒。色だってそんなに変わるものではありません。体への影響だって劇的には変わりません。メーカーによっての特色の違いはあっても、年度によっての違いはさほど大きくありません。また、かわいい刺繍が入っているようなものはありますが、実際のところ子どもたちは誰も気にしていません。「○○ちゃんのランドセルかわいいね。」なんて最初は言うかもしれませんが、「君のは古いタイプだね。」とか、「安物だね」なんていうことは子どもは分かりません。そして、小学生もわざわざ他人のランドセルに興味をもってそれを話題にするほど暇ではありません。

「女の子たちはランドセルをランク付けしあう。」なんていうことを書いているサイトもみたことがあるわ。怖いわ…。

 入学前はいろいろと心配になりますよね。でも、この件に関してはそういう特別な地域の一部の子なのではないでしょうか。冷静に考えれば1年生の女の子がそんなことするなんておかしいと思いますよね。そういうケースのほとんどが親たちが陰で言っているんです。むしろ、いろいろなご家庭がある中で他人の持ち物をランク付けするのであれば教育的指導が必要でしょう。ブランド物を持たないと気が済まない。親がそうだと子どももそうなりますよね。だから頑張らなくていいんですよ。1、2年くらい型落ちでかなり値段が違うなら、それでもよいと思いませんか。 

そもそも型落ちモデルも新作モデル

 型落ちなのに新作?と不思議に思うかもしれません。でもみなさん、ちょっとこれも冷静になってみてください。これは親心をうまくくすぐられているのかもしれません。「人生の節目。いよいよ小学生。6年間使うんだからうちの子には特別なランドセル…。」と頑張りたくなるところに、新作やブランド、オリジナル…という言葉が出てくるのです。1年前のモデルは型落ちではなく、2年生世代にとっての新作モデル。2年前のものだって3年生の子が新作モデルと思って使っています。それを安く買えるのならラッキーですよね!気持ちの問題ですのでお金をかけるのは自由ですが、無理をしてまで新作にこだわる必要はありません。

高価じゃなくてもいい…

6年間使うものだから…

 この言葉にも気を付けます。6年間使うものだからよいものを選ぶ。6年間使うものだから少々高くても…。そう考えるのは分かります。が、しかし!そもそもが高すぎませんか。ランドセルは少々高くても売れちゃうんですよね。だから、安いものが悪いものではないかと思われてしまいますが、全然そんなことはありません。革製品がいいという声もありますが、革じゃなくても全く問題ありません。逆になぜ革そんなにがいいのでしょうか。

「だって丈夫でしょ?」

 確かに革製品は他と比べたら丈夫かもしれません。でも使うのは6年間です。入学から卒業までって考えるとすごく長く感じます。いや、確かに小学校生活は長いです。大きく成長するので本当に長い月日と感じます。でも長期休みもあるので、実際に通学に使うのは1,200日ほど。大人のバッグなら 1年間に300回くらい持ち歩くとして 4年くらい使う感覚です。人口皮革でも十分もちます。10年以上教員をやっている夫に聞いても、途中でランドセルが劣化して崩壊したという話は聞いたことが無いそうです。つまり、基本的にどのランドセルを選んでも、品質や耐久性には問題はないはずです。

ランドセルに個性を求めなくても…

 ランドセルの背中や蓋に刺繍や模様が入っているものがあります。それがあるが故に値段が高い場合がありますが…。背負ったら誰にも見えません。

「他人と被りたくない。」

 6年間使うんだから個性あるランドセルを…とオーダーメイド。でもね…。1年生は交通安全の黄色いカバーを付ける地域が多いようです。残念ながら新品のランドセルの時期にカバーがつくので、ランドセルの色を選んでもカバーをつけたらみんな黄色です。カバーを付けたくない!という家もあるそうですが、黄色で目立つ色にするのは「交通安全」の推奨と、地域の方が1年生と見て気にかけてくれるからです。子どもの安全や地域の協力より、我が子のランドセルの特別感に力を入れますかっていう話です。時には、「何でつけないといけないんですか」なんていうクレームもあるそうです。

結論!ランドセルにお金をかけるのは考え方なので自由ですが、「最新モデルの高価なもの」を買わなければ子どもが困るということは何もないわ。

 さて、しつこいようですが、ランドセルのデザインがどうこうという子は皆無です。 去年のモデルとか今年のモデルとかという話題も子ども同士の会話では出てきません。ちょっとしたことで数万円も変わってくるのであれば、お金をかけるべきところはここではないのではないでしょうか。本当に、周りに流されず落ち着いて考えることが大切です。

大切なのは6年間保証とサイズ

 さて、ではどうやって選んで買えばいいのかということです。今のランドセルはほとんど壊れることはないと書きましたが、実は稀に壊れます。それはブランド物でも格安のものでも同じです。荷物を詰め込んだりどこかにぶつかったり落としたりして使っているうちに、ボディブローのようにダメージが効いてきて、高学年になる頃にとどめが刺されるのです。その時に頼れるのは保証です。

修理対応で確認すること

 ランドセルが壊れたときに修理して使おうという場合は、実際に修理が必要になったときにどうしたらいいのか確認しておきましょう。確認すべきことは、
 ① 連絡先 ② 修理費の発生条件 ③ 送料負担の有無 ④ 修理日数
 保証にも種類があって、メーカーによって対応も異なるようです。滅多に壊れませんが、保証については知っておくといいですね。1万円以下のものもありますので、安いものを買って修理しないで買い替えるとい考えも悪くはありません。

サイズはA4ファイル対応必須です。

 これはもう基本かなと思うところです。学校が発行する印刷物はほぼA4です。小さいランドセルだと手提げかばんを用意しなければ入らないものが出てきます。通知表を折り曲げて帰ってきたらびっくりですよね。(うちの子はぬり絵してました。まぁ、それはランドセルとは別の問題で…。)話は反れましたが、A4ファイル対応は必須というところです。

多くの子はランドセルカバーを付けている

 さて、あとは気になるのは傷。傷が目立たない色や材質というのもありますが、ランドセルのふたの部分にカバーを付けている子も多くいます。それをつけるなら傷の心配は軽減されます。

 ランドセルそのもののデザインを選ぶより、むしろこっちのデザインを選ぶ方が種類もあって楽しそうですよね。それこそ、途中でカバーだけ変えるというのもアリ。ランドセルカバーは必須アイテムです。ただ、今は透明のものや暗くなると反射して光るものが人気です。

格安ランドセル

 以上のように、どのメーカーのランドセルでも6年間使えそうですが、値段によってどんな違いがあるのか調べてみました。繰り返しますが、夫が言うには「どれを買っても6年間使えるだろうから、こだわりがないなら安くてよい。」そうです。

1万円以下のランドセル

 なんと1万円以下のランドセルもあります。でも決して悪いわけではありません。デザインもおしゃれだと思いません?上は6年間保証、下は3年保証です。レビューを見ると、毎年買い替えても6万円(笑)この値段なら多少のことは…と、保証はあるけど、まずは壊れるまで使ってそれから考えようという方が多いようです。それでも、そんなに簡単に壊れるものではありませんけどね。

アウトレットのランドセル

 メーカー品でも、展示品や型落ちモデルだとなんと半額で手に入ったりします。展示品で傷んでいるのではと思うかもしれませんが、全く気にならないはずです。そして、新品でもアウトレット品でも1カ月も通えば差は無くなり、使い方によっては逆転しています。

フィットちゃん系

 値引きされるようになる頃には、「残り数個」となっていることが多いので買うタイミングが難しいですね。値引きを待ちすぎると無くなります。

ふわりぃ

 落ち着いた色で他と被らない、何より軽い!ベルトの調節も楽。

キッズアミ

ララちゃん

女の子 高級ランドセル 

 メーカー希望小売価格が10万円を軽く超える高級ランドセルです。確かにデザインが凝っています。黄色い交通安全カバーを付けたくないですね。すごくお洒落。

 女の子が大好きな、ロマンティックでラブリーな世界であふれるメゾピアノシリーズのランドセル。かぶせや側面のポケットに繊細な小花の刺繍をあしらった上品なタイプです。お財布のようなポケットデザイン、鋲とチャームにはアンティークゴールドメッキを施したリボン型の金具を使用するなどディテールにこだわりぬいたデザイン。クラシカルなメゾピアノのロゴも付いています。

まとめ

 インターネットで検索すると、「プロが選ぶランドセル」みたいな記事をいくつも見かけます。でも実際にそれらのものを買って6年間使ったうえでオススメ記事を書いている人ってゼロですよね。もちろん、それを完全否定するわけではありませんが、何をもって「おすすめ」なのかというところは確認してください。素材やメーカーのPRを整理して紹介しているだけのところもあります。それはそれで必要な情報ですし、気持ちの問題もあるのでお金をかけることは自由です。ただ、小学校生活そのものを考えれば、ランドセルのメーカーや値段、モデル等にこだわらなくても大丈夫ということを書きたかったのです。多様なメーカーのランドセルが実際に6年間使われているところを何度も見ている夫によれば、何かを節約したり、無理をしたりして高価なものを買うくらいなら、それ以外のところにお金をかけてもいいんじゃないのかなと思うそうです。

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